5/7(水)原発ゼロ・自然エネルギー推進フォーラムのご報告2


5/7(水)原発ゼロ・自然エネルギー推進フォーラムで発起人代表の小泉氏が行った講演内容をアップいたします。

発起人代表小泉氏講演写真

ご紹介いただきました小泉純一郎でございます。 本日は自然エネルギー推進会議の起ち上げの会に、こうして大勢の皆さんがお越しいただきまして、誠に心強く思っております。

先の都知事選挙におきましては、残念な結果になりましたけれど、私はあの寒いにもかかわらず、大勢の方々が雨が降っても、吹雪が舞い散る中でも、長時間、立ちっぱなしで熱心に細川さんや私の話しに耳を傾けてくれている。あの姿に本当に胸が熱くなる気持ちで一杯でした。

私も燃えていたんですが、むしろあの聴衆の皆さんが熱い心を持っていたんじゃないかと。その熱い皆さんの心に打たれて、私も燃えてきたような感じがするんです。ですから、最初は1回か2回でやめようかなと街頭演説を思っていたのですが、毎日やらないとこれはダメだと。それは結局のところ皆さんが、立ちっぱなしで聞いていただく中に、寒い中にも熱い思いを持っていたから、それを細川さんや私に伝えてきてくれたんだなと思っています。

今、細川さんが新しいこの「自然エネルギー推進会議」を起ち上げて、代表になって、あの選挙でお話したとおり、勝っても負けても「原発ゼロの国づくりを目指すんだ」と。自然を大切にして、自然エネルギーを様々な形で推進することによって、日本の産業も世界から「いい国だな」と思われるんだという気持ちを、選挙が終わってもわれわれは持ち続けて、これは死ぬまで頑張らなきゃいかん、と思って今日も一緒にやってまいりました。

私は選挙中にはっきり大勢の皆さんを前に言ったんですよ。「原発は安全だ」「原発はコストが安い」「原発はクリーンだ」。こんなのは大嘘だといったんですよ。多くのテレビカメラ、記者の皆さんの前で、まさに人、人、人ですよ。どうしてこんなに寒い中、我々の話を聞いてくれるんだと、不思議に思いながら、これはちょっと異様な雰囲気だなと。これは勝つんじゃないかなと思ってやっていたんですよ。それがああいう結果でしょ。

しかし、敗北の結果にもくじけないところが、また細川さんや私のいいところだと思うんです。 日本人は、どんなピンチも不撓不屈の精神を持って立ち上がってきた国民ですよ。その血をわれわれは受け継いでいる。今は、ひとつの戦場で負けたけれども、将来、大きな目標「原発ゼロの社会」「原発ゼロの国づくり」。自然を資源にする国づくりに向かって進むのは、これはすばらしいことだなと。必ず今よりも良い国づくりのためにわれわれは活動できるという希望をもって今日ここに私はやってきたんです。

ところがね、原発の研究者とか原子力規制委員会のメンバーとか原発会社の幹部の皆さん。この方たちは、みんな学業成績優秀、普通の人に比べればはるかに頭脳明晰。頭のよいと思われる人たちばっかりですよ。

それが今ね、原発は安全じゃない。この60年間、原発が導入されて、スリーマイル、チェルノブイリ、福島。大事故を起こして、安全じゃないとわかっている。日本の福島、一番安全といわれた福島でも人為的なミスとか技術的ミス、枚挙に暇がないじゃないですか、故障。安全じゃないのがわかってきた。

「原発コストが一番安い」いまだに事故が起こった後も、研究者の中にはそういっている人がいますよ。しかし、一番わかりやすいことは、東電をはじめ日本の原発会社、国民の税金の負担なしにやっていける原発会社はひとつもないんですよ。こんなわかりやすい話ないでしょ。民間会社といってるけど、実際は国策会社で、政府の金をふんだんに使っている。にもかかわらず、いまだに「原発コストはやすい」と。どういうことを考えているのか。

だから、あえて私は「日本の原発会社はどの原発会社も金まみれ、金食い虫だ」といってみんなの前で話したんですよ。選挙があれば、原発会社の方とか原子力村の人がね、「小泉さん、あんな、あんまり嘘言わないでくれ」と文句が来るかと思った。いまだに全然文句が来ない。(会場拍手)

「安全じゃない」「金まみれ」「金を一番食う」「CO2を出さないクリーンエネルギーだ」って言ってたんですよ。それが調べてみたらどうですか。CO2ださないのは、原子力の中で核燃料を燃やして、電気を供給する。その部分だけでしょ。ウランを発掘して、様々な設備で、核燃料を燃やして、電気を供給する過程で大量に石油を使ってるじゃないですか。それでCO2を出さない。 これも大嘘。

こういう嘘をね、「嘘じゃない」といって強引にやって、まだ進めようとする。その気がしれないですね、私は。頭のいいといっている人はね、いい判断していない。これは悪い判断だと思う。

再稼動にしてもね、依存度をまだ保とうとしている、重要な電源なんだと、平気で言っている。優秀といわれている人がそういっているんですよ。優秀な人にもろくでもない人がたくさんいるなと思いましたね。

そしてね、原子力規制委員会のメンバー。「世界一日本の原発は安全基準が厳しい」といっている。そういう原発だけ再稼動させる。これ数ヶ月で出来ると思いますか?日本の原発、世界で一番厳しい安全基準を設けるといっている、その口からもう数ヶ月で再稼動させようとしているんですよ。

まず日本の原発は安全と思われていたけれども、福島の事故でそうではないと。現に地震、津波、火山の噴火、様々な日本国土の地質状態。世界の原発国に比べてもっとも弱い、脆弱なんですよ。

なおかつ、そういう地質的な問題以外に、テロに対して、一番弱いということを世界は危惧している。これに対して返事がない。規制委員会の優秀といわれる先生方が。返事がないよ。どうして、そんなに世界一安全な基準といえるのか。

今言った、地震対策、津波対策、火山対策、数ヶ月で対策できる訳がない。まして、テロ対策。 対処する。対処する。「対処する」と言っているのは、対処していることにはならない。これからする。何年掛かるかわかりませんよ。だから、原発を再稼動させるというのは、数ヶ月で出来る話じゃないんですよ。それを敢えてしようとしている。本当におかしいと思いますね。もうね、「変人」を通り越して、なんていっていいか、表現が出来ないほどね、「頭のいい人しっかりしてくれ!」と言いたくなるよ。

そして、なおかつ原発が全部とまって、2、3ヶ月じゃないですよ。半年越えて、もうじき1年なんですよ。それで「原発なしで日本はやっていけない」って。やってんじゃないですか。なおかつ、都知事選挙の時にね、細川さんが「東京、原発の電源なくして発展させる」「オリンピック、原発なしで立派に成功させる」といった。そしたらね、オリンピックの招致委員会の人たちの誰かがね、「なんと無責任なことを言うんだ」と批判したでしょ。

ところが招致委員会ね、調べてみたらパンフレットで世界中に向けて、「日本は、東京は原発なしでオリンピックを成功させる」と宣言してたんですよ。これを指摘したら、まったくもう批判がなくなったけどね。「東京オリンピック、原発なしでやらせる」、あぁ俺たちもいってたんだと批判しなくなった。ところがよ、あの「原発なしでオリンピック成功させる」と書いた段階で、何故一言もその言動に批判をしなかったのか、日本人は。これおかしいと思いませんか。原発推進論者がそういうと批判しないんですよ。

6年後ですよ、「原発なしでオリンピック成功させる」だったらね、東京だって原発なし電源で立派に成長していきますよ。現に日本各地で自然エネルギーを発展させようとする動きが、どんどんどんどん進んでいる。この動きをわれわれが、加速させる、充実させていかなければならない。 それが今回の細川さんが起ち上げたこの会議だと思います。私ももう「過去の人」と言われようが、これから来る未来の世代のためにも、なんと言われようとも原発のない国づくりのために頑張っていく。

これこそまさに大きな志だと思って、細川代表をはじめ、今日の発起人の方々、賛同人の方々、 お越しいただいた皆さんとともに、どんな困難な道であろうとも自然を大事にして、無限にある自然のエネルギーを我々の発展に生かす国づくりに向かって、最後まで頑張っていこうと思います。 これからもよろしくご支援をお願いいたします。ありがとうございました。

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